これは今まで、ある意味タブー視されてきたことになりますが、最近あまりに増えてきましたので少し触れておきたいと思います。

車同様、人間にも必ず終焉が巡ってきます。その日まで時間がある方、突然その日を迎えてしまう方、様々です。皆様は割りと軽く見過ごされているかと思いますが、お車は「所有者名義」という所有権の元に管理がなされています。「所有者がある日突然亡くなられる」とどうなってしまうのか。経験した方以外であればまず想像もつかない事ではないでしょうか。通常お車の名義変更は役所で発行される諸書類で行われており、ご本人と委任者の書類が売主側の必要書類となります。それでも一般の方にとっては非常に面倒臭いことであり、販売店に全てお任せでやってもらった方が大半ではないでしょうか。

ところが所有者が亡くなられた時は「遺産相続」「財産分与」という事となり単に車の名義変更などではどうにもならないものへと変化してしまいます。もちろん、こうなってしまいますと故人の書類など揃いませんし、相続権を持つ全ての親族の方々の書類を集めなければなりません。これはもちろん第三者に委任出来る内容ではありませんから、代表者の方が一人で全てを揃えなければなりません。しかも身内の方に海外在住者や反対者がいれば、全ての書類が揃うまでに一年も掛かってしまったと言う事さえ現実にあります。しかも印鑑証明等の公の有効書類期限は3ヶ月しかなく、何回もすべての方に取り直しを願うという苦労もあります。

車の価値も変動相場によって決まっている訳ですから、長引けばそれだけ目減りしてしまいます。

更にその期間中、時期によっては自動車税が発生し、車検も切れて動かせなくなるなど、矢継ぎ早に様々な問題が発生してきます。抹消登録にせよ何にせよ全ての方の書類がなければ出来ないのが現実です。それに不動産や財産の事も同時に行わなければならないはずですから、「車なんて捨ててしまいたいよ」と言うのが遺族代表当事者様の本音です。ところが誠に残念ながら書類が揃わなければそれすらも出来ないのです。(捨てる事さえ出来ません)

このような事態を迎えない為には、事前にご家族と良くお話をなされて名義変更を出来るうちにしておく事以外に方法がありません。その事でご質問等ございましたらお気軽にご相談ください。また、もし万が一相続になってしまった場合でもご相談下さい。可能な限りお手伝いさせて頂きます。

 
 
≪≪クルマのローンがある場合   車を売るときのQ&A≫≫

 
   
   
   

   


 
  神奈川県横浜市青葉区荏田町1236-7 東急江田駅前ドエリング1F
  URL:http://www.apple-car.co.jp/